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2022年新春経済講演会を開催

2022年2月1日(火)加古川経営者協会・加古川商工会議所・(一社)神戸経済同友会東播部会、三者共催による新春経済講演会を開催、講師には日本銀行神戸支店長 山崎 真人様をお招きし、テーマ「2022年経済展望!」についてご講演をいただき、53名の方にご出席いただきました。

 

 

1.わが国の経済・物価見通し(2022年1月18日レポート)

 

(1)わが国の景気は、新型コロナウイルス感染症の影響が、徐々に和らぐもとで、持ち直しが明確化 している。GDPの前年度比実績と見込みは、2020年度▲4.5%、2021年度+2.8%、2022年度+3.8%、 2023年度+1.1%と予測。日本は、コロナの影響差で海外と比較し経済の戻りは遅れている。海外 の主要国は2021年からプラス成長、日本の成長率2021年はまだマイナス成長、プラス成長は2022 年からで企業業績が戻りつつある。先行きは、外需の増加や緩和的な金融環境、政府の経済対策の 効果にも支えられて、回復していく。その後も、前向きの循環メカニズムが経済全体で強まるなか で、特に企業は潜在成長を上回る成長を続ける。なお、リスク要因として、引き続き変異株を含む 感染症の動向や、それが内外経済に与える影響に注意が必要である。

 

(2)わが国の消費者物価の前年度比はエネルギー価格などの上昇を反映して、小幅のプラスとなって いる。原材料コスト上昇価格転嫁も緩やかに進むもとで、振れを伴いつつも、プラス幅を拡大して いき、その後は需給ギャップの改善や中長期的な予想物価上昇率の高まりなどを背景に1%程度の 上昇率が続くとみられる。経済・物価のリスク要因は概ね上下にバランスしている。

 

 

2.兵庫県経済の特徴(2021年12月13日公表) 

 

兵庫県の景気動向は新型コロナウイルス感染症の影響が和らぐもとで、基調としては持ち直し ている。設備投資は2021年度(計画)において前年比製造業▲11.1%、非製造業+6.6%、ソフトウエア・研究開発投資は2021年度(計画)において前年比製造業+0.2%、非製造業+2.6%であり、ハードよりソフトへの投資が伸びてきている。また、ソフトウエア・研究開発の投資額は全国平均より兵庫県はここ数年投資額が大きく伸びている傾向にある。輸出は増加し、生産は供給制約の影響を受けつつも、緩やかな増加基調を続けている。また、労働需給は有効求人倍率1倍を下回るなど、感染症の影響により緩んでいる。雇用所得は、弱めの動きとなっている。兵庫県の新規求人数に関して、前年比2020年はマイナス、2021年はプラス傾向に改善した。

 

 

3.気候変動問題について

 

脱炭素社会への移行、政府目標の温室ガス排出量を2013年度対比で2030年度▲46%削減、2050 年度にカーボンニュートラル(温室ガスの排出をネットゼロ)を実現。企業の対応に、中央銀行の 立場から金融機関自らが判断する気候変動対応投融資をバックファイナンスする。

最後に銀行券の改刷について、2024年度上期中を目途に改刷実施予定の一万円券・五千円券・千円券のお話を伺いました。

日本銀行神戸支店長 山崎 真人氏

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講演会 会場

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講演会風景

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