去る、令和6年5月31日(金)、加古川経営者協会定時総会終了後に、加古川経営者協会・加古川商工会議所・神戸経済同友会東播部会の共催による「経営講演会」を開催いたしました。
講師には関西学院大学体育会アメリカンフットボール部 前監督 鳥内 秀晃様をお招きし、『分業制スポーツにおける組織論』~自分で考える力~と題して、参加者52人へご講演を頂きました。
ご講演は、
・主体性に行動することの大切さ
大学生活の間で、勝つための目標設定を自ら考え、自ら立てる。目標設定は具体的にプロセスを明確にする。
また、学生として卒業するために必要な単位を計画的に取得することをスケジュール化する。
目標設定は、選手だけがするのではなく、スタッフも同様に行い、それぞれがチームの根幹を支える重要な役割を担うポジションであるという認識を持ち、チームが日本一になるためにそれぞれに求められる役割を理解し、行動する。
4年間という期限の中、夢を現実させる為に、目標はお互いにチェックすることで、他人を意識し、競争意識を持たせる。
刻一刻と変化する状況で成果を得るために、現在、ビジネスシーンの多くで使われているフレームワークのOODA(ウーダ)ループを普段からひとり一人が素早く回し、コーチなどもOODAループをPDCAで振り返って自ら考え、動く個人を増やし自走できる組織とする。
・人材育成
教え方として、なかなか理解できない者に手を使っても理解できない、手を使うという事は教える側にセンスがない証のこと。地道に教えるしかないが、相手に権限を与えて自分で考えさせる。人として当たり前のことを当たり前にすることで、正しいのか、そうでないのかを判別できる人間にする。
人それぞれには個性があり、それぞれに見合ったコーチングをすることが重要であり、組織として、向かうべき方向へサポートをする。