11月7日(木)~9日(土)にかけて参加者18名で、首里城復興並びにMRO Japanの機体整備工場見学と宮古島の名所観光にて見聞を広げました。
また、初参加者3名も加わった中で親睦を深めてきました。
今回の経営者層研修旅行は、昨年度同様に、多くの会員の皆様方にご参加頂けますように、訪問先、費用等についてご検討をいただくため「旅行委員」の、株式会社 兵庫製作所の井上様と有限会社 小谷興産の仁禮様にアドバイスを頂きましたこと誠にありがとうございました。
“首里城見学”(11月7日)
琉球王国(1429~1879年)の王宮として、政治、外交、文化の中心となった首里城は、何度も焼失と再建を繰り返してきており、18世紀に再建された首里城は、1945年の沖縄戦で破壊されたが、92年、国営公園として正殿などを復元(平成の復元)。2000年には沖縄県内のほかの城(グスク)跡とともにユネスコの世界文化遺産に登録されています。
5年前火災となった「正殿」の復元工事は60~65%が完成し、屋根には約6万枚の赤瓦がふかれ、かつての姿がよみがえりつつありました。
今後、壁の塗装、正殿の守り神といわれる「龍頭棟飾(りゅうとうむなかざり)」、「大龍柱(だいりゅうちゅう)」などの設置を経て、2026年秋には完成する予定となっておりまた、「見せる復興」をテーマに掲げ、ガラス張りの見学コースを設け、宮大工や職人の仕事ぶりや、組み上がってゆく正殿の様子を間近で見れました。
守礼門
正殿本体工事建屋
首里城正殿屋根
“MRO Japan機体整備工場見学”(11月7日)
那覇市にある日本で唯一の航空機整備専門会社が「MRO Japan」の整備工場です。社名のMROは、飛行機のMaintenance(整備)、Repair(修理)、Overhaul(分解・清掃・再組立)を日々行っている会社から名づけられています。
見学は、まずオリエンテーションの後、機体整備工場の見学に移ります。
整備工場中は無柱空間となっており、これは東京スカイツリーにも採用されている〝トラス構造〟で造られているから実現できているとのことです。
サッカーコート1面分ぐらいの広大な空間に柱がない状態を目の当たりに圧倒されました。
特別塗装機だけでなく、重整備後の通常塗装まで、確かな技術と充実したファシリティで航空業界に大きな貢献をされていることも体感しました。
また、整備士の方々が丁寧に作業されていることが伝わり、安全運航の影にはこうした地道な作業の積み重ねがあることを知りました。
「これから安心して飛行機に乗ることができる」との感想もありました。
最後には、ライフベスト装着と膨らまし体験をされた岡田相談役からは、ライフベスト膨らませると気化熱で冷たくなるとのコメントがありました。
“ゴルフ組&観光組”(11月8日)
翌、11月8日は、朝に沖縄本土を飛行機で出発し宮古島へ移動し、ゴルフ組と観光組に分かれ行動をしました。
昨年度の経営者層研修旅行同様に今回も天気の心配をしておりましたが、曇り空の下ゴルフ並びに観光を行う事ができましたが、ゴルフでは1ホールだけスコールに見舞われカッパを着る間もなくビショビショに濡れました。
その時、私たちの組は18番のテーショットを打つ時だったのですが、オナーの山田理事は短いとは言えミドルホールを見事ワンオンされました!
次に私が打つ時は突然の風雨に見舞われ、得意?のチーピンが出てしまいました。
ゴルフ場は、全ホールから太平洋の青く輝く海が見え、ガジュマルやデイゴ、ブーゲンビレア等の花木に囲まれた美しさが特徴のシギラベイカントリークラブでラウンドをしました。
12名の方々が、ゴルフをされることからコンペをしようと前日に決まり、正幹事には株式会社ほうらい電気 長畑様、副幹事に岡田電工株式会社 岡田様にお願いをしました。
優勝は岡田相談役がされました。表彰式は、その夜の懇親会場で行いましたが、酔いが回ったせいなのか進行が少し乱れたようで何故か一番賞をゲットされたのは、ゴルフに参加されていない方だったと記憶しております。
シギラベイカントリークラブHPより
観光組の方々は、「普段着のまま・気軽に」豊かな海洋資源とふれあうことができる宮古島海中公園へ。
メインの海中観察施設は、24個のアクリルパネルの窓から大海とつながる自然の一部を見ることができる施設です。
次の観光先は、池間大橋・池間島展望広場へ。
池間大橋は宮古島と池間島とを結ぶ全長1,425mの橋で、1992年2月14日に開通。
池間島展望広場から見える池間大橋をバックに写真に納まる観光客も多く、広場にある食事処から階段を上がっていくと、池間大橋が一望できるほか、宮古本島、西平安名崎にある風車や大神島も見え、絶景ポイントとなっています。
最後には、1995年に完成した宮古本島と来間島を結ぶ1,690mの来間大橋。
農道橋としては日本最大級の長さを誇り、橋の上から眺める海の色は、光の角度によって幾層にも変化し、言葉を失うほどの美しさを見せてくれます。
竜宮城展望台は、竜宮城をイメージした展望台で、3階建ての展望台に上ると、来間島内だけでなく宮古島や前浜のきれいな海、来間大橋までが一望できます。
宮古島海中公園
池間島展望広場
“宮古島観光”(11月9日)
当日は、最高気温が約30℃、最低気温が24℃とたいへん暑い中での観光となりました。
参考までに、神戸の最高気温は約20℃、最低気温は10℃となっています。
朝方、ホテル近くのビーチではマリンスポーツのSAP(サップ)教室が開催されていました。
あっという間の研修旅行最終日は、参加者全員での観光となります。
最初の観光先の東平安名崎は、宮古島の最東端にある約2kmの美しい岬で、太平洋と東シナ海を一望にできる雄大な景色は日本都市公園百景にも選ばれています。
断崖に荒波が押し寄せる様は非常に迫力があり、男性的な景観を見ることができました。
続いては、伊良部島で最も高い場所にある、サシバという鳥の形をした牧山展望台。
伊良部大橋や宮古島はもちろん、池間島、来間島まで一望できます。
周辺は遊歩道になっており、南国の花々と緑に囲まれながら心地良い散策をしました。
施設は老朽化により、2026年度に展望台のリニューアル工事に着手し、翌年オープン、公園全体のグランドオープンは2029年4月を予定されているとのことでした。
博愛わいわいビーチ
牧山展望台から望む伊良部大橋
牧山展望台
3日目 昼食会場付近
最後に、公私に渡りご多忙の中、経営者層研修旅行にご参加を頂きました皆様へお礼申し上げます。
事務局 菅原