8月4日(月)、加古川経営者協会・神戸経済同友会東播部会・加古川商工会 議所の共催による「時事文化講演会」を開催いたしました。
講師には、NIT情報技術推進ネットワーク株式会社 代表取締 役 篠原 嘉一様をお招きし、「スマートフォンと危機管理」~社員のつぶやきから起こる人権トラブル~と題して参加者52名へご講演戴きました。
ご講演内容は、具体的な事例とスマートフォンの設定を交えながら進められました。
スマートフォンとWi-Fiの普及で、生活環境は大きく変わってきています。スマートフォンはアプリを追加しなければトラブルはありませんが、ダウンロードしたアプリにはリスクが多く潜んでいます。
LINEをはじめとする、無料通話アプリもSNSに属し、無料通話サービスと情報共有サービスの機能を持っていることから、設定を間違えて使用すると情報が拡散することになります。仕組みを知らずに利用すると、安易な投稿から思わぬトラブルに巻き込まれてしまいます。
例えば、SNSにコメントや画像を投稿すると、非公開のコメント等を覗き見るアプリも存在し、他人の端末に残り続ける場合もあります。家族の写真を投稿するということは世界中が見るかもしれない。その画像が不審者の目に触れ、ストーカー被害をはじめどんな被害に遭うか、想像を遥かに超える事例は次々に起きているということを意識してください。
また、職場での愚痴、人権を傷つけるコメント、ネット上に書き込んだいじめは、結局は自分に返ってきています。
最後に、凶悪な犯罪や不可解な事件が増えているのは、ネットによる偏った情報と、視覚的な影響が大きい。便利な時代となってきているが、日頃の会話がどれほど大切かを考えて頂きたい。